口を閉ざす withdrawing the own world

長年、慢性的に頭部と顎にかけて痛みがあるというＭさん。病院で調べてもらう限り、ストレス性の要因が強いという話でした。さてさて、何か因果関係があるのか、透視してみると、すでに他界した祖父の画像が出てきました。戦争体験者で、戦時中の軍隊生活がかなり過酷だったよう。寒さと厳しさ。帰還後、おじいちゃんは当時の苦労や心情を誰にも語っていない様子が伺えました。
人間は心身とも本当に辛い思いをすると、それを誰にも言えなくなります。口を閉ざしてしまうのです。引きこもりもそう。
Ｍさんが身内から聞いた話では、おじいちゃんは、帰還後からギャンブルをするようになり、当時の他の家族からみれば、怠け者でしょうがない人となっていったようです。

おじいちゃんは、今は特にこちらの世界の身内に要望を出しているわけではありませんでした。しかし、たまに思い出して語ってほしいような印象ではあります。

家族や身内は、体質や生活習慣が似ていることから、同じような心理や精神状態になりがちです。Ｍさんもしんどくなると、つい自分で抱え込むところが見受けられました。おじいちゃんはそんなところを手放すように、教えてくれているのかもしれません。

透聴 Clairaudience

透視は、次元違いの画像を視ることです。肉眼では見えないとされる画像で、皆さんが物思いをしているときに、脳裏に鮮明に浮かぶような見え方です（個人差はありますね）。透聴は、次元違いの音を聴くことです。耳で直接聞く音とは違いますが、よくドラマで実際にはしていない声や音を追想するシーンがありますね。あのような聴こえ方、わかり得る音声がしてきます。

リーディングしていて、その方の子供時代が鮮明に見えたり、はしゃぐ声が聴こえてくるときがあります。目の前のクライアントさんは、すっかりオトナの話し方をしているっちゅうに（笑）。幼児の頃は、奇声をあげて周りの気を引こうとしたり、身体が柔らかいのを自慢して大人をつっついたり、デカイ声で歌ったり、踊ったり。。。いずれも単純に反応していた時代の声や身振りがあります。

こういう透聴を得ると、じ～んとしますね・・・ご本人に転送できればいいのに（^^；

そういう過去をリーディングで知ることにどういう意味があるのか？大人の皆さんはきっと疑問でしょうな？答えはありません。でも、今よりずっと不安や心配や過剰な情報がない頃の自分の本質をイメージするだけで、今囚われている、多くのことから自由になります。そう無意識に・・・。

心臓疾患 Symptons on Heart

症状が現れるのは、身体がちゃんと機能している証拠です。本当に身体が故障すると、症状さえ現れません。おおくは、その前座で見落としているのですが。

子供の頃から、心臓に不整脈のようなドキドキや圧迫感を抱えてきたNさん。病院でいくら検査をしても、結果が出ません。まるで自分を証明をするかのように、医療機関や代替医療の診療所をまわったといいます。また、彼にはかねてから恋愛が成就しないというパターンがありました。「原因不明の心臓の症状があるうえに、まともに好きな人とも一緒になれないなんて・・・」と、とても辛そうでした。根がマジメな方なので、真剣に自己分析をしていらっしゃいましたが、どうやら自分の気付いていない“何か”があるのではないか？と行き着いたようです。

Nさんは、ありのままの自分を受け容れていない、という大きすぎて見つけにくいテーマを持っていました。交際が続かなかったり、恋愛感情を擁いても相手が引いてしまうのは、気を使いつぎて、自然体でない自分に変身していたからです。いつの頃からか、誰しも身につけてしまった、自己防御ですね。社会性とも言えます。Nさんも、そのまま自分では受け容れてもらえない、と自分でも自分を弾いてきたところがあります。古くは、子供時代の些細な経験や認識からきている可能性はあります。

このように大きな意味で、ありのままの自分を受け容れていないと、心臓に関わる疾患を患いやすいものです。特に、医療機関で「ストレスですね。」と診断されたときです。心臓は自分への愛情・自己アイデンティティを象徴しています。自分をしっかり大事にしていないと、他人や周囲にも厳しくなります。

グラウンディングは衣食住から Grounding Yourself

グラウンディングとは「地に足がしっかり着いている精神状態。意識がちゃんと自分の中心に在るときです。他人に惑われず、しかし、コミュニケーションは快適になされています。また、自分がどうしたいのかを把握しているときです。そんなときには、漠然とした不安や心配は抱えていません。

意識しても、どうしてもグラウンディングできていないときには、日々の衣食住のバランスが崩れているものです。すべて整える必要はありませんが、目立って乱れているものがあれば、少しでも意識を向けて調整してあげましょう。寝る時間・起きる時間を朝型にする、栄養バランスの取れた食事をする、快適な下着に変える・・・それだけで、意識が自分に向きます。

逆に、何十年も衣食住のパターンを変えていない人は、どっしり感を漂わせています。頑固一徹、人に左右されません（笑）