Hさんは、中学3年の娘さんが突然の頭痛続きで学校へ行けないことを非常に心配していました。医者へ行っても、代替医療を受けても、原因や回復がみえないというのです。子育ても愛情も一生懸命なお母さまで、ついには、何らかの霊が影響しているのでは?とご相談にきたのです。
ところが、透視をしてもなかなかお嬢さんの原因が見えてきません。まるでそれを知る必要がないかのように。それでも、しぶとく周りを読み取っていくと、どうやら、人の手や肥料をかけすぎた植物のような画像がみえてきました。まだ中学生なのに、オトナの女性なみの趣味やおしゃれ感覚を教えてもらってきました。小学校低学年のときには、習い事スケジュールに追われている様子も。さらに、お嬢さんの健康を阻んでいる存在が、もろもろの治療家や医師でした。彼らは、熱心で誠実に検査や治療をしていますよ。しかし、治療へ向かうことがさらに忙しくさせていたのです。
頭痛になったのは、頭を休めて自然の状態に戻るための計らいにみえました。何かの症状が出ると、私たちはつい原因を探してあくせくします。いわゆる、あるがままの状態を受入れることや、妙な抵抗をしないことが治療の大事な一歩だったりしますね。本人や周りに受け容れられると、あれよあれよと快方へ向います。