真に求めるもの Motivation of Disire

自分が本当に求めているものが何なのか？人生の目標が明確な人ほど、気付きにくいものです。多くは、本当のゴールや人生の目的にゆきつくためのモチベーションを、手に入れたいものだと勘違いします。だから、目指すものを手中にしたときになって、本当に求めていたものが何なのかに気付くのです。気付かないときには、同じ目標の追求に走ります。

「自分はこの人生で名声を手にしたいのです。才能もないことはないだろうし、好きなことがあるので・・・果たしてそれで名声に至るにはどうすればよいのでしょう？」　Ｎさんは、もちろん本気で人生をかけています。Ｎさんの求めている本当のゴールは、自分の身近な人、家族からの理解と、それを得たときの安心感です。そうすることで、自分はこれでよし！と思えるから。Ｎさんは名声を得られるだろう、家族からのちゃんとした評価、自己尊重を求めていました。本来求めているものを目指しているときには、もっとマイペースで力まずに打ち込めるものです。

こんな人生のトリックはたくさん！○○がほしい、○○がしたい！深層心理からつきあげられてマインドや思考が作り出したもの。ちなみに、魂レベルでは人生すべて必然のごとく、わかっています。

ソウルメイト Soul Mates

ソウルメイトに出会うような本質的な愛を求める人が多くいます。相手を求めているように見えますが、それは自分自身を愛することを求めているからです。「自分を愛する」と聞いて背中がかゆくなる人もいるでしょうね。これは、自己中心的な愛や欲を注ぐことではありません。未成長な部分や欠点があると知っていながら、ありのままの自分が存在することを受け入れる、尊重するという意味です。自分の存在を信頼する。ひとつの生命体・生き物としての自分を承認しているか？ということ。

そして、ソウルメイトは、自分を肯定したり愛することにつながる相手であり、お互いに気付きや教えをもたらす「存在」なのです。現実的には、お互いに文句や欠点を知りつつも、大きな意味で丸抱えに受けいれ合える関係です。それが成立するのは、お互いの根本的な核（魂）に共通点・共通体験があるから。

昔は、夫婦や家族の存在があることで、愛情や責任による自己確認ができました。でも、時代はもっと自由で個を尊重してしかるべき。もっと確実な自分を求めてきています。

自分にはいるのか？いないのか？ソウルメイトは観念に存在しています。でも、求めている人は現実に出会えます。しかし、現実に関わるには行動が必要です。

別れさせない男 Cut off the Code

「もう別れたい、別れたほうが絶対幸せになれる」と頭でわかっていながら、自らが断ち切らない関係を続ける・・・よくあります。「別れなさい」と言ってもらいたいかのようにカウンセリングにみえるわけです。

Ｙさんは、女性関係の多い彼と別れたいと思っているのに、すっきり決断できないままでした。ただ、中絶した赤ちゃんのことが日に日に罪悪感となり、悲しくて仕方ありません。彼は、いわゆる社会的には優秀で家柄もよく、将来を約束するような関係を泳がせていました。関係性は彼の都合の良いように動いています。Ｙさんが彼と別れられないのは、相手に情を貸しているからです。お金を貸している相手に対して、こちらから切れないのと同じです。Ｙさん自身、いつか彼から自分の尽くした情が返ってくると信じてきました。

お金も情もエネルギーです。借りっぱなしは、男女の関係に限りません。また、本質的にはお金も情も貸し借りができないものです。