「最近、体の調子がわるくて、3回救急車で運ばれて・・・自分でも覚えていないんですけど」
と、立て続けに倒れたとおっしゃるSさん。
近年、休む間もないほど続けて家族の問題が起こり、心身ともに困憊していらっしゃるはずです。
それぞれの病状やそのときの処置についてお話を伺いながら、この電話セッションが始まったときから、Sさんの昨年他界されたお母さまがいらっしゃるのが気になりました。
お母さまは、普通のご様子ですが、最近のSさんの状況を十分にご存知です。
Sさん「本当にずっと寝ていたくて、体がだるく誰にも会いたくなーいという感じで。
夫が定年になって、だいぶ頼めることはやってもらっているので。
ただ、いちいち言わないと、気を利かせてくれないのがね・・・」と。
頃合いを見て、Sさんには、お母様がさきほどからお近くにいらっしゃることをお伝えすることにしました。
志麻「さっきから、ずっとお母さまがいらしていて、Sさんに〈こっちにくる?〉〈あんまりしんどかったら、こっちに来ていいのよ〉っておっしゃってる感じなんですよね」
Sさん「えぇ〜〜いやだぁ、おかあさーん(笑)」
しんどかったSさんも、さすがに声を出して笑ってくださいましたが。
要は、お母さまからすると、あまりに辛そうなSさんに対して、〈こちらにくれば楽よ〉と、くったくなくおっしゃっているようなのです。
さらに付け加えると、ほとんど自然にふぅと意識がわからなくなるような状態で〈あちら〉に行けるようなので、苦しかったり、怖くはないとのこと。
現に、Sさんが倒れられたときは、そのことさえわからず、いつの間にか病院で寝ていらしたような事態でした。
また、周囲のご家族も、Sさんが相当な事態で運ばれても、冷静で淡々としていらっしゃるので、だからこそ、無事に病院に運ばれるのですが、一方では、感情的にこちらに引き止めるようなエネルギーになりません。
肉体的に生きることに執着が薄く、体もスタミナがなく弱っていらしたのですね。
Sさん「じゃあ、私、どうしたらいいのかしら?お母さん、来ちゃってるんですね。そうそう、私、お仏壇の前で母に話てますもの。私、すごく辛いって・・・」
それじゃ、お母さまも不憫に思われたんでしょうね?!
リーディングをさせていただいたところ、
志麻「のんびり、日常の生活やこれまでの心配のないような療養、保養地、県などが提携している保養施設や温泉地などで、ご主人と長期で休んできては?
できれば、天国みたいに穏やかで空気がよいところで」
Sさん「そういえば、病院の先生から入院も勧められました」
とのこと。
天国のように穏やかに、時間を忘れて過ごせるようなところで心身とも保養、療養を堪能されたら、お母さまはわざわざ、あちらに呼ばなくても安心されそうですから・・・ね。
そろそろセッションが終わる頃。
ぴったり1時間で、お話の途中に電話がフッと切れました。
すぐに携帯に折り返しましたが、以降まったく繋がりません。
お母さまに「Sさん大丈夫ですか?」と確認したところ、
お母さま「大丈夫よ」
志麻「ん?どっちの意味で?」
霊的な存在の方は、物質界とときどき解釈が異なるので、どっちの意味で大丈夫なのか、確認が必要です(笑)
カルテを起動し、ご自宅にお電話したところ確認が取れて一件落着。
母の日セラピーではなかったのですが、あちらとこちらの世界の母と娘のセッションでした。
最期は過去のわだかまりなく誠心誠意お母さまのお世話をされていたSさんに、お母さまからの感謝と絆を強く感じます。(拝)
今月は、母の日セラピー 月間
よりお知らせをお届けいたします。
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