クライアントの皆さまのエネルギーを介して、勤め先の会社や組織の経営状態や組織体質・気質はよく視えるものです。
そこで毎日お仕事をされている方は、十分感じ取っていると思います。
しかし、断片的な情報や雰囲気として察しているに過ぎず、この年末年始も、2017年の仕事や会社の方針(目論見?)を案じて、イヤーリーディグやご自身のセラピーのほかに、ご相談される方が多いですね。
それだけ、人生、生活に影響力が強いとみなされているのが、社会の中での「仕事」「会社(勤務先)」です。
顕著なケースを2つご紹介します。
1)会社が買収される、または買収して合併吸収する企業の場合、半年から数ヶ月位前には、その先の経営方針やスタイル(体制、人事など)それに伴う社内の雰囲気などが見えてきます。
エネルギー的に醸し出せれてきますから、透視のレベルでビジョンが視えてくる段階です。
ご相談にいらしたクライアントさんからすると、買収や合併は、転職するほどの違いがあります。
そのくらい気持ちややり方を切り替えた方が、適応力が上がります。
春から他社と合併して体制が変わるというYさん。
Yさん自身は会社に留まれますが、Yさんと同列(同世代、同期)の立場で仕事をしている社員たちは、ひとむかし前のやり方とは異なる「リストラ」により、その持ち場を離れることが視えてきました。
結果的にYさんは、これまでよりレベルの高いお仕事、仕事上の関係が広がっていくでしょう。
しかし、肝心のYさんは、それがストレスに感じてしまいそうです。
自分のせいで、周りが異動させられる訳ではなく、会社が決めることですが、周りからのプレッシャーを自ら受けてしまうからでしょう・・・
ちなみに、Yさんのお仕事の展開がよくなるのは、これまで仕事における不合理やストレスとなる要素を、自分なりに工夫されてきたからです。
「そうなんです。周りの同僚たちは、『このままでいいから変える必要なんてないし、大丈夫よ』と言うんですが、私はそれでは先がないように感じていて、できるところは変えようとしています」とのこと。
ちょうどYさんの会社が進路変更しようとしている流れに沿って(Yさんは直感的に感じ取られたのかもしれませんね)動き始めていたことが、功を奏したと言えそうです。
改革や変革を行う会社や組織は、古い不満やストレスに囚われている(あるいはそこに安住している、慢性的に愚鈍化している)社員を一緒に一掃してしまうところがあります。
ちなみに、リーマンショックから数年前までの人事リストラのやり方も改革されておりますね。
組織の改革化が広がり、初期のような優遇措置はだいぶ削られてきています。
しかし、それだけ再雇用や人生の再出発の入り口も(柔軟であるなら)チャンスは広がりつつあります。
2)Sさんのエゴの声をリーディングしてみると(イヤーリーディングの中では心理的な要素も拝見します)・・・
お仕事中に「なんで私が(いま、これを)やらなきゃなんないのぉ〜」という言葉が出てきました。
実際にお仕事中にも、言葉に出したり、雰囲気や態度に堂々と表し、主張しているような勢いです!
「はい、いつもそうですよ!」(笑)
それは、Sさんに限らず、他の職員、スタッフから、組織のトップクラスの方々も、「なんで私が(俺が)やるんだよ」と思いながら・・・
今日も仕事をしている・・・といった景色です。
愚痴っぽい働き方ですが、Sさんの内心を翻訳してみると、
「なんでやんなきゃいけないの」=「ファイト!」
という意味のようです。
つまり、他の職員一同も同じような言動パターンを持っていました。
それが、その組織全体の体質であり、不満、文句、ストレスを発しながら動かすやり方が、他の組織や活動と絶妙にリンクしています。
Sさんの言動パターンは、勤務先のビルの通行カードです。
このようなマインドが、仕事や役割を確保しているといえるでしょう。
仕事や会社に限らず、身近な生活や人間関係など周りにあるストレス、不満や文句は、そう感じさせる相応の「働き」があります。
その働きの有用性に気がつくまでは、辛かったり嫌なままです。
気づけるときには、心が晴れて、状況がシフトします(変化<変容に近い)。
ちなみに、Sさんの組織に限りませんが、経営者や運営側のポジションからすると、社員やスタッフに充足感や満足感、高い評価を与えすぎると、その人たちは辞めてしまう傾向にあります。
ストレスや多少の不満がある状態は、その会社や仕事に留めておく重石の働きがあります。
よりお知らせをお届けいたします
<精神宇宙の世界・心理・人生・愛・人間関係・セラピー・WS情報 etc>