ご存知のとおり、意識には、自覚できる顕在意識(一般的に10%前後と言われている)と、自覚しようのない(いわゆる無意識)潜在意識(およそ90%)がありますね。
例えば、他人との人間関係にトラブルが多かったり、社会生活に問題が発生するときには、潜在意識下では、家族や身近なところに核心的なテーマ(問題とか課題)がある場合があります。
不倫など複雑なオトナの恋愛事情を引き起こすときは、自分に対する承認、信頼、自信、愛などの潜在的なテーマが潜んでいる場合があります。
厳密には、ケースバイケースですが、この手のテーマに馴れている側から拝見すると、おおよそ、顕在化した問題の出所は決まってきます。
わかりにくいものも多々あります。
例えば、Rさんは、目指している夢や目標がどうもうまくゆかず、取り組む気持ちに躊躇がありました。そうはいっても、Rさんは引き続き夢を目指す心づもりです。
そんなとき、その目標に関わる中で出逢った人に恋に似た気持ちを抱くようになりました。「理性で考えるとどうも惹かれないのに、ドキドキする、ワクワクするんです」と。
後にわかったことは、未消化な気持ちの転化でした。
なかなかご本人の顕在意識でわかりにくいことです。
よく、カップルで吊り橋を渡ると、恋愛感情が高まるというのは知れた話ですね。
吊り橋を渡るときのドキドキと、恋愛感情のドキドキがリンクしていると言われています。
このような、私たちの意識は、面白いトリックを備えています。
ちなみに、全般的に、身体や頭が疲れていると、不安や心配が募ります。考えが堂々巡りしているときは、ほとんどは問題そのものではなく、疲労サインだと思って、まずはよく休むことが先決のようです。