サディスティック=いわゆる「SとM」でいうと「S」のほうです。
略してSというより、サディスティックというほどにワイルド。
そう、ワイルドに痛みを伴う愛・愛情関係を展開する方々は、少なくありません。
異性に限らず同性同士でも、何の因果か、相手に痛みを与えるような行為、言動を通して、自己の存在を”感じている”のでしょう。
よくしたもので、サディスティックな愛を受けてたつ相手は、そんな愛情表現を深い部分で受入れてしまう要因があるようです。
Kさんは(ほかのテーマでセラピーを受けていたのですが)ひょんな前世療法の断片に、強く愛する証として相手を痛めつけてしまうカルマを見つけました。アル意味、本能的な愛情表現でもあるのです。
「好きな子のスカートめくりをしちゃう男の子みたいに、つい今も、気になる相手がいると相手の関心を引こうとして、相手のいやがりそうなことをしてしまうんです」とおっしゃっていました。
Mさんは、ついご主人やお子さんに対して、言葉や時には物に当ったり、手をあげてしまうことがあるとか。
「後で自己嫌悪に陥りますよね・・・」と。
家庭内でのサディスティックと思える愛は、よくしたもので、内々では受けとめる器があるようです。
ノーマル人には不可解かもしれませんが、1枚のコインの裏と表のように、「愛と憎しみは表裏一体」。だから、愛の反対は無関心。
愛を体現するSさんもMさんも、同じ1枚のコイン裏表の関係なので、当人同士は無意識レベルで(ほぼ)同じ本質の背中合わせです。
最近は親子、母子関係でも共依存や、SとMの関係でつながっている現象が増えています。
「SアンドM」って、なんだかお笑いコンビみたい
ボケとツッコミと同様、やはり普遍的な仲なのでしょうか・・・