私などは、ご相談に見える方々の動向で、世の中の経済状況や流れがわかるものです。
今年前半までは、経営状態に悩まれる方が目立ちました。これまでと勝手が違うわけです。かつての手腕に応用がきかない、あるいはこのまま先行きを考えると、胸が苦しい、不安になる・・・など。
結果、おそらく、今は山を越えた感がありますから、ココに書かせていただいても大丈夫と思います。
彼らは、かつては、明確な目標や夢があり、そのために集中してがむしゃらに頑張れたのです。自信、リソース(資質)、チャンス、運もあり順調でした。
しかし、それらがある地点でカタチが整ったとき、それを守っていく、維持していく段階になります。守りながら、次へ向かおうとします。
守るべきものがあると、人は受け身になり、とかく元気、明るさ、勇気などが弱まります。
すると、かつての集中力やがむしゃらさ、発想はシュンと小さくなってしまうのです。
ある程度はそれも可能ですが、本当に次のステージへ向かうときには、これまで守ってきたものは、大きくカタチを変えたり、手放すことさえ必要になります。さもなくば、力が発揮できません。
それでも守ろう、維持しようとすると、トラブルや問題というカタチで、変化を余儀なくされます。
先の例は経営者の方達ですが、誰しも同じ。例えば、才能、価値観、仕事、役割、恋愛関係など、ですね。