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コラム:column

社会のサバンナ体系 Social Territory

日頃から話の合う友達だから・・・とか、同じ会社の同僚だから・・・といっても同じ社会的な体系に属しているとは限りません。

学歴や収入だけでなく、いろいろと高い資質を持っているNさん。結婚適齢期で、友人や知人を介して紹介してもらっても、相手のほうから引き腰になってしまうと自信をなくしかけていました。現実には何も引けを取る条件が無いにも関わらず、です。いわゆる、昔から言われる釣り合いの問題です。Nさんには友人と気があって良いものもありますが、一方では、本来の資質に叶った相手のいるフィールドでなければ、パートナーとの出逢いそのものがないのです。

Bさんは、自分の高い技術を十分発揮できない会社ばかりを転職し続けたために、自信喪失していました。技術力を買われないばかりではありません。元来の開発や発明能力を持っているだけに、それ相応の向上心がある企業でなければ、Bさんの素養が活かされません。

日本社会の学校では、学区、年齢、近偏差値などの限られた分類値で、寄り集まっています。その中で個性を育てようとしたり、画一化を図ろうとします。現実の社会にはサバンナの動物体系のように、群れることで強くあれる草食動物たち、広いテリトリーでなければ存続できない肉食動物たち、移動生活で順応する渡り鳥などに匹敵する、自然のグループが在ります。本来の自然に則っていれば、バランスを保っているものですが、もはやサファリパーク化してしまったようですね(^^;;

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