仕事=アイデンティティ Identity in Work
自分自身を承認するアイデンティティ。現代の日本社会では、定職を持っているか、自分のやるべきことに就いているのか、それが自己の存在意義を大きく図っています。何を考え、どう感じるのか、自分はどうしたいのか、どんな意見を持っているのか、何が大事なのか・・・・?そんな質問より、社会の中でどう生きるかが、甚だ人生を占拠しています。
もちろん、社会は生活圏として大事。仕事はその最たるもの。でも、社会と個としての自分が軋みを作るときにストレスが表面化します。頭で焦るほどに、ストレス表現を担う体調や人間関係が悪化していきます。そんな自分の状況を受け容れないときこそ、体調も環境もさらに悪化・・・
3年間、慢性的な微熱と腰痛に悩まされていたWさん。最初のセラピーでは、「天職を知りたいです、教えてください!」といった勢い。本来意味する天職と、適職診断を同じく捉えていました。しかし、体調がにっちもさっちもゆかず、まず健康回復を一番においたとき、長年患っていたことが急激に快方へ。「人に仕える」と書く仕事から、自分に応えた結果です。
魂レベルで捉えると、仕事も“遊び”のひとつ。そこに生活や納税や生き甲斐の解釈が加わったので、強力なアイデンティティになってしまいました。
自分の内側で自分の位置づけを見つけてこそ、アイデンティティは確立するもの。それが仕事に限定されるなんて、ホントに狭い了見なんですよ。
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