イヤーリーディングのセッションの始めに、
「2018年はどんな年になさりたいですか」とお尋ねします。
そのときの会話のトーンと、実際にセッションをスタートしてお名前を言っていただいたとき、意外な景色が変わることがしばしばあります。
明るい口調であったのに、お名前を言っていただいたら、随分渋い落ち着いたテーマが浮上したり、
ご本人が予想打もしていない空気に2018年が動き始めることもあります。
けしてこわいことではありませんよ(笑)
むしろ意外性があって、おもしろいものです。
そんな渋いテーマを持っていらしたNさん。
スーパーエゴ(超自我)のテーマについて、リーディングをしていくと、
「恋人や、未来の夫や子供がいたなら、彼らの首を絞めている!」
という画像が視えます。
凄惨な事件とまではいきませんが、首に手をかけるとはいかがなものか!
この画像から、状況やオチを読み進めました。
首を絞めるとは、自分の思い通りになるものだと思っている象徴を示しています。
相手だって、その人として生きており、考えがあり、自分の知らない経験がたくさんあり・・という当たり前の?ことをまるで忘れており、自分の思うとおりの人、反応をするものだと、超身勝手に思っている、ということです。
だから、彼はこういう人、夫、家族なら、こういう役割の人であるはず、あるべきだと、Nさんの超エゴが思っている、という絵面です。
これは、Nさんに限らず、狭い人間関係や、思い込みの中で育んだ関係の中には、珍しくないエゴでもあります。
恋愛鑑定や恋愛占いに訪れる”お客さん”の中には、相手を思うあまり(かなり自己中な思いなのですが)相手を思い通りにコントロールする、あるある心理です
ちなみに、相手や状況に対するコントロールが強くなると、相手だけでなく自分のほうも苦しくなり、結果的に自分で壊すこともあります。
Nさんの場合は、恋人との関係は温厚に進んでいましたが、次のステップへと関係が進んできた段階で、自分の価値観で相手の状況をジャッジする考えが浮かんできていました。
自分の価値観が誤っているとか、そういうことではありません。
ただ、コントロールに通じる心のあり方や、言動は、愛を失いかけますし、不自然な言動につながりやすいのです。
ところで、最近の某CMで「ひとりひとりは違う。ひとりひとりはみんなだ」というコピーがあります(正確な文言は少し違うかも)。
CMの中では、国や民族の違い、身体の障害を持つ人との違いを描写しています。
違いを認める、受け入れると、「違うものだよねー」と気がつく一方で、でも、みんなは一緒だよね、と共鳴する意識になることを語っています。
みんなそれぞれだよね・・・と感じ入ることで、みんながひとつになり、それが違いはあるうえでの相手とわかり合えるエネルギーになります。
身近なところで普段の感じ方やあり方に当て込むなら、
相手と心や魂がつながると(みんな一緒だよね)、価値観や考え方や意見の違い(ひとりひとりは違う)を尊重し、同期します。
同期すると、さまざまな違いに思えたことは、決定的な物事ではないとわかりどうでもよくなるか、新しい創造的なところへと繋がっていきます。
そこは恐れではなく、愛があります。
同じ人、同じ場所に、恐れも愛も存ります。
どちらで関わるかは、自分の心が選びます。
1月末日までのセッションです。