今季は、タイムトラベルセラピー®の中でも、少々オトナなテーマ「ソウルアバンダンス」です。

誘導はとてもクリエイティブに富んでいますし、みなさまの体験も自由に展開し、「教科書」にはない気づきや、その後の変化に通じています。

 

とかく「豊かさ」というキーワードは魅力的に思われますが、これにはタイミングやニーズをはじめ、必ずしも一緒くたにできないエッセンスがあります。

 

これについて、今日は2つの点をご紹介したいと思います。

 

1)豊かさを追求する先には、削ぎ落とし、断捨離、ミニマリストのように、一般的な「豊かさ」イメージとは反する本質やアプローチがあります。

 

昔からの言われでは「足るを知る」。

 

とかく物資的なモノを減らすことで、本質の豊かさを築いたり、見出すということですね。

モノに満たされての心の豊かさから、モノを減らしたり無くすことでの心の豊かさに、時代は移行しています。

 

ちなみに、後者は、手元にあるモノは減らしていくのがポイントですが、周りにモノが豊かにある前提での賜物です。

 

飢えているときに断食はしないでしょう。

飽食の時代に、グルメは人気がありません。

 

セラピーを求める方々の中でも、問題や悩みが多い人はそれらが解決することを望み、一方では、問題や悩みがない生活に退屈して覇気がないことを苦しく思う人もいらっしゃいます。

 

どちらも、同じ状態が続くのは辛いものかもしれません。

 

 

2)なんらかの欠乏感や、問題などのラッシュに合い、この貧しい状況から抜け出し、豊かになりたいと希望する人は、多いことでしょう。

欠乏、貧しいといっても、物理的なこともあれば、ご本人の感じ方やマインドが見せている世界が疲弊していることもあります。

 

いずれも、何か豊かになるスベ・モノを求めているときです。

世間的には、お金、経済的なものを筆頭に、仕事、愛情、人間関係、幸福感などさまざまです。

 

 

ここしばらくお辛い状態が続いているというSさん。

内面を立て直そうという心意気はあり、コーチングを求めたり、なんらかのセルフヘルプに活路を見出していました。

 

「ソウルアバンダンス」にも大変ご興味を持っていらしたのですが、何かが?Sさんの潜在意識でサインを出していたことでしょう。

Sさん自身がセラピーを受けることで変われるか・・・豊かな方向へつながっていけるのか?という迷いのようなニュアンスを、丁寧に書かれたメールから感じられました。

 

セラピーや講座を受けることそのものをお問合せなさるクライアントさんには、ケースバイケースで感じ取るものがあります。

 

Sさんの場合、ソウル(魂)を豊かにするために何か求めるというスタンスが先行しているようでした。

 

物質界特有の、恐れを伴う豊かさ(つまり失う可能性のある豊かさ)には ”あるある”な現象です。

 

日頃は何が大切か、本質なのかを理解して生きているつもりが、不意に何かを失うような出来事が起こると(例えば、仕事、人間関係、お金、平和な暮らしetc)肝心なことを見失ってしまうことは誰でもよくあります。

 

また一方では、失うことで肝心なことを再確認する人も多いでしょう!

 

禅問答のようですが・・・

「ソウルアバンダンスのセラピーを受けるから、豊かになる」という入り口では、恐れが隠れているかもしれません。

わずかな恐れなら、十分問題ありません(笑)

 

無意識、意識的であれ、今、我が身にある恵まれていること、豊かさを感じることに多少は気づいていればこそ、次の豊かさへの橋渡しになります。

 

Sさんには、困りことも多いのでしょうが、それ以上に日々感謝に十分あたいする中で生きていらっしゃいます。

そして、たまにそのことに気がついたなら、それを習慣的に心がけるスタンスが何よりです。

 

それには、気力や体力(つまりエネルギー)がいりますが、この類に限り、他者から与えることはできず、自家発電を要するエネルギーなのです。

 

困っているときは、ついあれもこれもと求めてしまいますが

Sさんからは

「私にとっての豊かさを追求する前に今の恵みに感謝する習慣と体力作りに努めます!」

というポジティブなお返事が届きました。

 

恵や感謝というキーワードはよく耳になさるでしょうが、恵や感謝の心がけとそのスタンスは、人生のGPSになるのです。

迷いや混乱がなくなり、あるいは道を正すこと、選択することを促します。

 

 

お盆時期に、会社での大変なお仕事と転職を視野にいれて「ソウルアバンダンス」を受けられたCさん。

 

その時のセッションでは、今の仕事を続けていく路線になりましたが、ご自分に向き合うパワーが意外な豊かさの源泉になったようです。

 

3日間には偶発的に転職先のご紹介を受けたとのこと・・・可能性を創り出されたようです(「感性・創造能力の豊かさ」もトラベルされていたようです)。

 

 

職場で昇格し、しばらく慣れてきたところで「ソウルアバンダンス」にいらしたNさん。

5箇所のトラベルポイントの中で、職場に絡む場面へ移行することがしばしば。

 

長年の勤務の中で、かつての仕事のやり方から、責任のある立場になり後輩の指導が増えることで、職場における豊かさの視点が大きく変化していきました。

 

共有したり、共同して創り上げるというフィーリングやリーダーシップが、Nさん自身の豊かさに加わっていくようです。

 

 

ソウルアバンダンスでは、17箇所のトラベルポイントがあり、その中から3−5箇所を選んでいただき、体験します。

そもそも、ソウルアバンダンスタイムトラベルは、どこへ旅をされても、豊かさの源泉はご自分自身にあるのです。

 

タイムトラベルセラピー®は、ア・ナ・タの潜在意識/潜在能力のための、乗り物や行程を示す手段ですから、ア・ナ・タ自身があらゆる豊かさと通じているということです。

 

よってご自分が豊かな存在であることを(なにが?どこが?はどうでもよくて)自覚なさったうえで、タイムトラベルセラピーを活用なさると、ご自分からモクモクと独自の豊かさが現れてくるでしょう。

 

最後にもう一度。。。

 

豊かさの価値の本質は、例えば、セラピーなどの手段、お金、キャリア、名声、実績、固定資産などではなく、あなた自身ですね。

価値の本質には優劣や上下などはありません。

価値を共有するために体現すると、そこに優劣や上下などを測定するものが誕生します。

 

ただし、私、志麻にとっては、タイムトラベルセラピー®=本質であるようですほっこり