夏の富士山9月上旬をもって、一般の登山は終了します。

富士山には4つの登山ルートがありますが、今季ラストの富士宮口ルートに挑戦。

未踏なルートのため、今回は慎重に?登山グループのみなさんと一緒に

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富士宮口ルート最後の日とあって、総勢39名のグループです。


曇と小雨・・・あいにくの天候で、富士山五合目は雲の中。
今回は山頂まで行けないかも・・・・

 

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私の個人的な認識ですが、富士登山にはテーマやドラマがあるように感じていますconfident

 

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特に今回はガイドさんがたびたび「昔から富士山に登ることは、修行といわれていて・・・」とおっしゃっていました。

それが暗示になったのか?(笑)まさに、
修行登山となりました。


私の今回7度目となる富士登山の中で、修行度ランキング第2位ですbearing

基本的には、
「健康」「天候」「装備」が整ってこそ、登山は成功(山頂まで登れるという意味で)すると言われています。


今回は、私もみなさんも健康や装備は概ねOK。

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しかし・・・・7合目あたりから、雨が降り出し、8合目では360℃から降雨。
レインウエアの装備が甘い人は、そこで下山の選択を取りました。

 

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私は過去の経験から寒さには万全装備ですが、雨は少しずつレインウエアとザックの傾きから浸透してきます。

 

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富士宮口ルートは、8合目以降も岩場が多いので、ストックや手を使いながら登っていきます。

いつの頃からか、天候に対する警戒や疲労よりも、ひたすらに山小屋に着くまで登るのみ!
よもや足が自動的に登っていました。


そして、山の専門のガイドさんと、コーディネートのガイドさんたちの気合と励ましにより、9合目の
万年雪山荘に到着!!!


富士宮口ルート
では、頂上に至って近い3410m fuji
山小屋の方たちが、暖かく迎えてくれました happy01


荒天であるのと・・・・この日が山小屋営業の今季最後の日だったのですね。
翌日には2ヶ月ぶりに山を降りる山小屋のみなさんの(天気とは打って変わって)晴れやかなお気持ちが伝わってきました。

 

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私たちのグループだけでしたから、寝床を案内されたあとは、登山ウエアを乾かしながら、夕食に。

通常、山小屋定番メニューはカレーライスがです。

しかし・・・なんと

「みなさん、今夜は食事メニューは全部無料にします。無くなるまで、食べたい方から注文してくださいね!」と。

これには、みんな感動&歓喜の声!!happy01


おでん、モツ煮、ラーメン、おしるこ、コーンスープなどなど、(山頂の山小屋相場は、カップヌードル600円なのです)大盤振る舞いでしたnoodle

私も暖かいモツの味噌煮をいただきました。ココではさすがに私はノンアルコールですがthink

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山頂に近い山小屋でいただく食事は、とても美味しく感じます。個人的な山小屋体験では、こちらのカレーライスのご飯は、富士山の万年雪の貴重なお水で炊いているとあって美味しいと思います。


可能な限り猛ダッシュで山小屋ついたため、まだ夜は早く、皆さんと登山についてあれこれ話しながら、ストーブを囲んで時間を過ごしました。

山小屋の消灯は早く、7時就寝sleepy

寝床で風雨の音を聞きながら、今回はココで登山断念を確信。

その分、2、3時間長く寝られるのですが・・・


翌朝5時半頃から、下山開始!

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「今日で山小屋は最後ですから、忘れ物をすると、来年まで取りに来れませんよ!」の注意事項。

  大変お世話になりました!!happy01


下山ルートは、一般的な吉田口ルートに比べて短いのです。雨は大したことはありません。

しかし、岩場が多い。

猫型登山の私は、登りはドンドン上がれるものの、下に降りるのが苦手なタイプcat

ゆっくり、慎重に・・・


途中富士山の6合目にあたる宝永山が見えてきました。

 

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6合目の山小屋「雲海荘」さんでは、しいたけ茶を無料でふるまってくださいました。

 

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塩分濃い目でしたが、しいたけの風味にハマりましたね。ここでタダ飲みも・・・(笑)と思い、1缶購入。


その後、あっという間に五合目のレストハウスまで到着。

よもや、だんだん空は晴れてきました。

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きっと、このグループは修行人が多かったに違いない!?でも、すぐに和気藹々、登山道中とても楽しい仲間でもありました。


不覚にも?今回の登山で、私は学級委員を仰せつかってしまい、しばしば点呼作業がありました。

こういうところで、中学高校の経験が生かされるとは(笑)概ね、みなさんのほうが協力的で、すぐに集まってくださいました。


バスに乗り込んだ私たち。

最後に富士山ガイドのHさん(右から2番目)

 

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「実は、5年間富士登山ガイドをしてきましたが、今回みなさんと一緒に登るのが最後の日でした」と!

どっ、どうりで!私たちはその気迫のおかげで、荒天を乗り越えてしまったのかも。今後はグランドキャニオンのガイドとして活動されるとか。

もちろん、安全第一と全員のコンディションを考慮されたそうですが、ガイドさんはじめ、みなさんそれぞれの思いが、相応の経験をさせてくださったのだと思います。


合格 さて、この富士登山翌朝のセラピーは、とても調整能力パワーに長けたセッションでした(笑)

クライアントGさんも、それを感じてくださったのか?

「なんか、センセー、今日テンポが早かったです!」と。

偶然にも?Gさんお誕生日にお越しになったため、富士山パワーはギフトかもしれませんね?present