「症状は語る」とは、症状なりの表現方法を使って、本人に伝えようとしている、という意味。

稀に、本人もターゲットながら、家族や人間関係上密接な周りにも、語りかけているときがあります。

ファンタジー、内観世界、精神世界から、特定の症状に対して改善されることを目的に向き合ってみると、方法やタイミングが合うなら、あなたの症状によい変化の兆しが現れます。


ただし、ご本人が「症状という表現方法」が最も適した伝え方であるときは、まだ思惑どおりにはいかないでしょう。


折しも3月20日より「花粉症のための瞑想」CDを発売させていただくことから、花粉症やアレルギーについて、これまでの事例やエピソードを挙げてみたいと思います。


今や、もはや、国民病!といわれる花粉症リリース記事を書いてくださったライターさん、私も納得の解説にまとめてくださいましたconfident

 

花粉症やアレルギーがひどいときには、やはり対処療法(お薬、病院処方)に行かれる方がほとんで、肉体面からのアプローチでしのぐ時期でもあるようです。

 

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先に書いたとおり、症状のおしゃべり(くしゃみ、鼻水、目のかゆみetc)で忙しいし、うるさいのですから、意識の声は少々遠いかも。



しかし、ご本人の時期やきっかけにより、もっと元気になりたい、免疫をあげたい、体質や生活を見直してよくしたい・・・という段階になると、意識からのアプローチが登場します。



さて、NLP(神経言語プログラミング)、ヒプノセラピーなど、本人によって自分の潜在意識(いわゆる無意識)と対話をしてもらうと、おおむね、症状は語りはじめます。

普通の会話のように、言葉でのやり取りがメインですが、人間と同じように、態度や雰囲気だけで応えてくる場合も少なくありません。

人間同士でも、態度から読み取れたり、だんまりの相手に対して口を開かせることができるように、その花粉症も、だんだん心を開いていきます。



かれこれ10年以上前になりますが、アメリカで例年開催されるヒプノセラピーの学会や研究発表セミナーでは、アレルギー改善のデモンストレーションをやっていました。

「ユリの花にアレルギーがある」という参加者が、最後には、会場に活けてあったユリの花に触れていましたhappy01 

彼女の場合には、ユリにアレルギーを起こした頃の強い感情が影響していました。



志麻ヒプノにいらしたケースでは、

「職場・仕事・人間関係の不満」
「不満はあっても我慢している」
「もっとよくなるまで、頑張らなくては」
「寝不足、よく眠れない」
「加工品、コンビニのお弁当が続いている」
「いい空気が足りない」


などの、症状の言葉が多いです。

花粉症と似ているようで、季節に関わらず慢性的な鼻炎症状の方が、セラピーで症状と対話すると

「子供時代の寂しかった(と感じている)」情景が出てきます。


大人の寂しさや孤独と違って、子供の場合は寂しさやひとりでいることの不安が、体力や気力に影響を与えることが多いようです。
逆に楽しかったり、ウキウキすると、子供は(実は大人も)元気になり、体力や気力を養っていきますね。




花粉症・アレルギーとの対話セッションは、基本はとても簡単です。

まずは、症状を認めてあげて、お話をすればよいのです。

そのために、NLPの技法では、花粉症・症状に「名前」をつけることから始めます。

そう、名前で呼ぶ=存在を認める ということですね。

「イガイガくん」「じゅくじゅく(症状からか?)」など、奇妙で面白いネーミングをもらっていますよhappy02


こういった、一見子供っぽい語りかけ、アプローチ、感情、情緒が薄らいでいき、頭(思考)が勝ってくると、皮肉なことに、症状でも人の心でも、それを感じ理解する本質に疎くなってしまうのですねthink


症状でも、子供たちの(大人も)問題行動でも、それらによって、非言語のPR、叫び、意見、感情を発しています。

それらは、否定したり、わるものにする以前に、言い分を聞いてほしい・・・とも言えます。



幸い、花粉症は、それによって直接死に至るほどではないと思われますので、向き合ってあげなくても、症状がしんどい以上のことはしてこないようでしょう。


さらに、なんと「症状」は本人は周りの価値観をよそに、「本人のためを思って」発症しています。

賢明な方は察しがつくと思いますが・・・・疲れ、ストレス、体力低下、もっと遊ぼう!、助けてもらえ・・・など、花粉症のあなたの無意識を代弁しているのかもしれません。


他の症状、問題は、もっとツワモノです。


こういう世界観に対して適応しやすいタイプの方、時期には、セラピー的な方法が諸症状の緩和に役立つかもしれませんね。

実際、「今年は花粉症の症状出ないんです」という生徒さん、クライアントさんも多々いらっしゃいます。


逆に身体的に急を要する症状(出血、窒息など)は、症状と悠長に対話はやっていられませんよ。。。念のため。

 

Kafundisk