家族やごく身近な人(同居、とても影響を受ける関係性の人など)が病気や辛い症状がおこり、そのことで緊急なご相談を受けることがしばしばあります。

一年中ありますが、やはり冬場は、ご年配の方のご相談が増えます。

いわゆる「心の病」「精神疾患」よりも、既に体(肉体レベル=物質領域)に症状が見えている場合・・・病院や治療など、医学的な方法に頼ることになります。

 

しかし、家族や恋人や大事な関係にある「自分は、今、どうすればよいのか?何かしてあげられないか?」悩むものです。一家の大黒柱が倒れた場合には、一気に将来の不安が押し寄せますよね。

 

clover 両親の介護、子供たちの受験など気苦労が多く、ご自分もここ半年あまり体調のすぐれないKさん。疲れが溜まっての症状でした。

一方、夫は深酒が続き、注意しても一向に変わらず、体調がわるそうな姿に「あなた、病院に行ったら?」と言った矢先、突然下血をし、緊急入院されたそうです。

夫の検査結果は、結核か肺炎か、はたまた大腸に腫瘍があるかもしれない・・・という曖昧な段階でした。

本来、どんな病気なのか?症状はどうなるのか?という視たては、透視の業界ではタブーです。それでも、何か今後のきっかけとなる情報のために、ご相談される方は少なくありません。

 

Kさんのご主人が「病気になった目的を視てみると」、一気に体の辛い状態を表面化させた・・・というもの。

ご主人が妻であるKさんに求めているのは、「子供たちのこと、家族の生活を頼むということ。自分のことは医者と相談して決める。あまり病院に来てもらっても煩わしいから、自分が頼んだことを(Kさんに)やってくれればいい・・・」というもの。

「確かに、夫は、『入院中にべったりいないでくれって』言ってました」と、Kさんcoldsweats02

 

結核の疑いのため、隔離され、広い個室に入院されているのも、静かに過ごされたい深層心理とつながっているのかもしれません。

「そういえば看護師さんに、テレビは一晩◯◯円です、と言われたら、頼んでましたね・・」と。

Kさんに具体的に何ができるかは、ご自身のセッションでお伝えさせていただきましたが、

このように、すでにガッツリ病院のお世話になり、やるべきことをやった後は、Kさん自身が心身ともに元気でいることが、大きな力になります。消耗したり疲れてしまうと、かえって患者になっている側は困ってしまいます。

 

clover「長らく同棲している彼のアトピー症状が最近酷くなって。どうしたらいいでしょう?」とTさん。

アトピー症状は、強い感情を伴うエネルギーがありますので、辛そうな見た目だけでなく、「引っ張られる」(影響を受ける、依存関係をつくる)ものです。いろいろと学ばせてくれる症状でもあります。

 

同じ症状でも、ご本人がご相談にくる場合と、一緒にいる人が困ってご相談されるのでは、大きな違いがあります

 

多くの場合、「症状を発症している相手ではなく、自分自身が困っています」というサインです。

それが腑に落ちるときと、まだピンとこないときがあります。

 

ケースバイケースですが、以下のことを今一度確認しましょう。

 

*相手にどうなりたいか、と言葉で聞いてみる(推測、憶測、一般常識で捉えると、異なる場合があります)

*自分にどうしてほしいか?できることがあるか?確認する(こちらの思い込みのフィルターがあると、ちゃんと聞けません)

*自分自身に何か病んでいる部分、停滞していることがないか確認する(自分の体調とは限らず、相手の症状と同調しているテーマがあるかもしれません)

*どうしても、相手の症状から辛く、現実的な影響が強い場合は、自分のバランスが保てる距離をとりましょう。

 

病気は、いろいろなことを代弁しています。ケースバイケースですし、段階もあります。相応の時間や手間を要するレベルの症状もあります。 

長いこと放っておかれたテーマがあるなら、根本的に向き合うまで症状は続くようです。