できるだけ要領よく、うまくやりたい。

失敗は避けて、順調に目標やゴールに向いたい。

そんなふうに考えるのはご尤もです。

 

「簡単にうまくやってやろう」とまでは思っていなくても、取り組んでいることに横やりが入ったり、人間関係で問題が発生すると、とても損をしているように感じて、つい不満や文句が出てしまいます。

すると、そのストレスが、全体の見方を狭めて、悲観的になったり、楽しさややりがいがどこかへ吹っ飛んでしまいます。

これ、意外に普段はわかったつもりで前向きな方ほど、かかりやすいストレス材料です。というか、うまくいっているときほど、陥りやすいものかもしれません。

 

セラピストになって数年、少しずつクライアントが来るようになり、気がつけば目標が叶ってきているSさん。

しかし、集客方法やクライントからの問合せについて、つい不満が増えてきていました。

もちろん、問題視することはわるくないのですが、問題視したときに感じる不満のまま、具体的に自分で動いたり工夫しなくなってしまうのがネックになっていました。

不満エネルギーは、自他ともに動きを止める働きがあります。自分だけならまだしも、周囲も結構迷惑なエネルギーとなりますthink

 

イベントの運営で大忙しのMさん。新しいことに挑戦したことで、これまでの停滞感はなくなり、勢いが出てきました。

しかし、イベントはスタッフなど運営側にきちんとした実行責任者がいないと、収集がつかなくなります。中途半端な状態を把握し切盛りするのは大変です。実体が掴めないことに、性分的にもストレスとなったMさん。

しかし、そのような中でも、できるだけ自分の裁量を発揮することが、Mさんの実りにつながっていました。

新しい挑戦事には、大変なこともバリューセットになっている、そんな状況が視えてました。

 

 

結果的に成功したり、実りを得ている人たちは、苦労やアクシデントというバリューセットの恩恵をうけているものです。

苦労やアクシデントは、それを何か異なる価値に変えてあげないと、苦労・ストレスのままです。