自分が他者に発している態度は、相手(直接同じ人物とは限りませんが)から自分に同じようなカタチで還ってきます。「鏡の法則」「反共鳴」ですね。

 

つまり、他者の自分に対する態度や扱いをみれば、日頃自分が他者に与えている態度、印象がわかります。

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これぞ、ワンネスです!ワンネスというと、特別なスピリチュアル用語に聞こえますが、つまりはひとつにつながっている、すべては源に通じている、ということですね。

少し具体例を挙げます。

 

先日の「アバンダンスコーチング」では、「リッチなワンネスの世界」のワークをやりました。

これは、自分からみて、① 経済的、精神的、愛情面において欠乏している人に、リッチを与える ② 逆に経済的、精神的、愛情面において羨ましいほど満たされている人に、さらにリッチを与える

というもの。このワークである人は、「温かい家庭」を与えたり「活躍する場」をつくったりしました。

つまり・・・これは、与えた本人が今潜在的に、欲しているものです。

 

最近転職した職場で、周囲に気を遣い、自分から率先して仕事の合間にお茶を入れて部署内に尽くしているNさん。しかし、他の人は自分の飲みたいお茶だけをいれたり、ひどいときは、Nさん以外の人たちにはお茶をいれて、無視をされるほどとか。

これは、お茶をみんなに入れることは気が利いてよいこと、という先入観がNさんにあるのでしょう。人によっては、気を遣われることが不快だったり、飲みたいときに飲みたい、という自由な人もいます。

Nさんは「ムリして気を遣うのが不自然だったんですね、もうそれやめます。飲みたいか聞いてみたほうがよいのかもしれないし」と理解されたようです。

 

夏休みに家にいる中学3年の娘は、朝方までパソコンにハマり、午後の3時、5時にならないと起きてこないと、お困りのお母さん。かなりイライラモードです。

ルールを作ったり、プロバイダ契約を切ったりしたら、娘がどんな反撃に出るか、こわいし、面倒だし・・・と。娘さんはアスペルガーの診断を受けていて、お母様のホンネでは「もうどうしようもない子。キライな子、わからない子」になっていました。だって、言うことをまったく聴こうとしないんですもの・・・と。

ちなみに、娘さんのほうも、母親のことは「超わからず屋」だと思っているようです。

本当に娘さんの健康を心配するというより、後先のことや、世間で問題を起こしたら・・・という一般論的な価値観で理解させようという傾向がありました。

お母様のご苦労話はわかりますが、何を一体心配しているのかが、実はよくわからない・・・まさしく心の内の態度が、娘さんから還ってきているように伺えます。

 

この手の鏡は、慣れるとよく見えますが、誰しも、自分は見落としがち。だから、他人と関わると、自己がわかります。