この3連休は、ヒプノ講座の入門編でした。基礎のなかに結局一番大切なことが含まれているものです。

入門では、スクリプトをみなくても(できれば)、状況にあわせてリラクゼーション誘導ができるまでをミッチリとやります。今回は、再受講の生徒さんたちがパラパラと参加してくれたおかげで、だいぶレベルが高くなりました。

深く、安心してリラックスすると、日ごろ鈍くなっている五感がどんどん冴えてきます。鋭敏になります。

私も生徒さんたちの誘導を一緒に体験していて、今回はお香のようなとてもよい匂いを体験しました。

一般的には、まず意識下でみえるイメージ映像が鮮明になったり、感覚がリアルになってきます。

逆にストレスや疲れが強くあると、五感が鈍くなります。都会のように雑多な喧噪があるところでも、自然と防衛本能として五感を鈍くしています(いちいち感じていては、大変です!)

さて、面白いことに、ヒプノの技術的なことは初めてでも、その方の持っている資質やエネルギー、つまり本質がリラクゼーション誘導に現れてしまいます。よくもわるくも?!

まだ言い回しはたどたどしい段階でも、真摯に誘導しているエネルギーは、とても好感がもてて深いリラックスへ誘ってくれます。

生徒さんも「潜在意識に入っていると、むしろこの人(セラピスト役)がどういう状態なのか、どんな心根でいるのかが、自然とわかってしまって。◯◯さん(セラピスト役)の誠実さがじんわり感じが伝わってきて、なんだか感動しました」と。

いい誘導をしようとか、相手をリラックスさせようとすると、むしろ力みが入ります。セラピスト役が自然体で、楽しく集中しているだけで、イイ感じになるものですね。